すごくまとも

まともな人間でよかった

【短歌】未来掲載作

【未来掲載短歌】2019年7月号

未来2019年7月号掲載 無職元年 春がくる前兆として降るひかり行き交う人をくるくるさせる眠れない夜のことにはふれないで紡ぐ言葉は退職理由一年で同期は半数以下になり会社はそれをとくに咎めずエイプリルフール企画の手の込んだシナリオが頭から離れない免…

【未来掲載短歌】2019年6月号

未来2019年6月号掲載 平穏 鍵穴にときどき拒まれることを知られる前に引っ越したいな夜だって来たくて来てるわけじゃない、ときには月に付き添うように不動産会社じゃなくて上司から。名乗り直した舌もつれつつ受け入れちゃいけないんだよ立ち向かえ自分の中…

【未来掲載短歌】2019年5月号(2か月分)

未来2019年5月号掲載※原稿が不達だった関係で未掲載になった2月号分と合わせて2か月ぶん掲載していただきました。 restart(十一月) もうここに来てはだめだと見送られ閉鎖病棟からの出発くもりの日、音楽隊は去りパイプ椅子は楽器と残されたまま美術館地下…

【未来掲載短歌】2018年8月号

未来2018年8月号掲載(未来広場) 静岡ライブ遠征 しおかぜの車窓に見える波に合う曲を選んでイヤホンを挿すなんなのか分からないけどその言葉だけは覚えた 海賊うどん旅人に何を伝えるつもりだろう天竜川と名づけることで偶像が目の前にいる現実は理解しが…